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B.A.D. 7 繭墨は人形の悲しみをかえりみない
投稿者: tonbo 投稿日時: 水曜, 2012/02/08 - 21:12作者 :あやさとけいし:綾里けいし
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あさと編が一応の終幕を見て、前の巻が間章、そして今回いよいよ新章突入です。
相変わらず実に黒い!
B.A.Dの黒さは、殺戮シーンがグロいとかそういう次元ではなくて、まっとうな人間の感性からはかけ離れていて、それで平然としているキャラを見る気持ち悪さですね。
そういういっちゃった役はもっぱら敵役が引き受けることになるんですが、ヒロイン(といっていいのか疑問は残りますが)である繭墨あざかがまっとうかというと全然そんなことはなく状況の解決こそしてみせるものの、一切魂の救済は引き受けなかったり、普通のラノベでは熱血して正義の味方っぽくふるまうはずの主人公が、ほぼ全く成長せずどこまでもヘタレを貫くあたり、他のラノベ とは一線を画しています。
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B.A.D. チョコレートデイズ(1)
投稿者: tonbo 投稿日時: 水曜, 2011/02/02 - 23:55作者 :あやさとけいし:綾里けいし
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B.A.D.の挿話集。
とはいえ、小田桐君の最大のトラウマと言える、静香とのエピソード絡みの話や狐誕生秘話?など内容は本編にとって非常に重要なものです。
いわゆる怪異を扱ったシリーズなんですが、主人公はちーっともかっこよく描かれないし、ヒロインに至ってはもはや化け物。世の中には山ほどラノベがありますが、が、世間のたいていの作品に出てくる設定上はほんものの神様よりも、繭墨あざかの方が間違いなく神様の視点を持っていると言って過言ではないでしょう。
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B.A.D. 3 繭墨はおとぎ話の結末を知っている
投稿者: tonbo 投稿日時: 月曜, 2010/09/06 - 23:12作者 :あやさとけいし:綾里けいし
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鬱でグロな伝奇系。
あざかさんが大変よいキャラなので、布教していきたいシリーズですね。
わかりやすいツンデレでもなければ、かといって単なる性格悪い高飛車というわけでもない。自分の力を使いどころをよくわきまえた、ちょっと性格の曲がった趣味人というところでしょうか。そして同情心には決して流されない、と。
いよいよあざかの兄の(なにが目的なのかはさっぱりですが)妹への遊戯も本格化!
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B.A.D. 1 繭墨は今日もチョコレートを食べる
投稿者: tonbo 投稿日時: 水曜, 2010/02/03 - 08:30作者 :あやさとけいし:綾里けいし
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第11回エンターブレインえんため大賞<優秀賞>受賞作。
これはまた……すさまじく鬱でグロで救いがないんですが、でも目を離すことができない、そんな物語です。
伝奇というより主にサイコホラーの領分でコメディ成分はほぼゼロ。
それだけに好みはくっきりと二分されると思いますが、一読の価値はあります。
特に紅い唐傘のくるくると回る様子は、独特な映像美として印象に残ります。
作者ならではの物語を今後も生み出してくれるのではないかという期待もこめて赤枠おすすめで。
ヤンデレ好きにも。ただし出てくる人はお世辞抜きでやばい感じですが。
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