名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

本日の名台詞

「それでも私は、貴方と会話できると信じてる。
お互いの言語を知らなくても、互いに勘違いしていても、それでも私は貴方の言葉を理解して、貴方に言葉を伝えられると信じている」
「無理だよ。そんなの、神の領域だ」
「でもきっと貴方は生まれた頃、この世界の言葉を知らなかった。それから言葉の意味を一つも間違えることなく、全てを理解してきたと思う?」

「その程度の奇蹟も起こらないような世界なら、きっと初めから言葉なんて生まれない」


タイトル:サクラダリセット CAT, GHOST and REVOLUTION SUNDAY(小説:スニーカー文庫)
作者  :こうのゆたか:河野裕
絵師  :椎名優
デザイン:?
編集  :?
キャラ :彼女&浅井ケイ (68 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

「リセット」により世界を三日間巻き戻すことの出来る能力、それが肝。
詳しくは書影クリックで紹介文参照のこと!

それでは台詞解説。
この台詞の前に、お互い一見会話が通じているようで、実はお互い全く違う言語で話していて、通じていると思った事はすべてただの幻想に過ぎないとしたら?みたいなやりとりがあった直後の会話です。わかったようでわからないやりとりなんですが、強烈に印象には残りますね……。