名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

本日の名台詞

「なんであんなことしたんですか?」
「一口には言えない。なにか起きると思ったんだ。そして、それはたぶん少年にとっても蛯沢真冬にとっても、悪いことじゃないだろう、と。もちろん、なんにもならない可能性だってあったよ。でも大勢人を集めて喇叭(ラッパ)を吹くだけが革命じゃない。人間がなにかを為そうと思ったら必ず、実らないかもしれない種を荒野に蒔くことから始めるんだ」
詩心のないぼくにはこう聞こえた。なにか面白いことが起きそうだからきっかけを作ってみた、と。だから、一片も感謝はしないことにした。


タイトル:さよならピアノソナタ(小説:電撃文庫)
作者  :すぎいひかる:杉井光
絵師  :うえだりょう:植田亮
デザイン:?
編集  :?
キャラ :桧川ナオ&神楽坂響子 (302 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

恋と音楽、そしてほんのちょっぴり革命。
これぞ青春小説。音楽のわからない人でも楽しめますが、特にわかる人はぜっっったいに読むべし。おすすめ。

それでは台詞解説。
神楽坂先輩の機転が、桧川ナオの窮地を救ったんですが、予想外の救いの手だったので質問したらこんな答えが。
いかにも神楽坂先輩の考えそうなことなので、ニヤリとしますね。