名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

本日の名台詞

「トモダチは手を繋いでも構わないの?」
「手を繋ぐくらいなら、大丈夫だと思う」
「口付けをすることは……?」
「キスは……ダメじゃないかな。友達の範疇を超えてるよ」
「では、《好き》でいることは? 恋する気持ちを隠して、トモダチでいることは?」
「それは……」

それは、友達と呼べるのだろうか?


タイトル:殺×愛6-きるらぶSIX(小説:富士見ファンタジア文庫)
作者  :かざみめぐる:風見周
絵師  :G・むにょ
デザイン:?
編集  :?
キャラ :有栖川咲夜&椎堂密 (147 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

「天使」が突如現われ、人や街を壊して「回収」していくようになってしまった世界。世界が終わるまでこの状況は続いていく。人類の最後を見届けるオメガとしての役割を与えられた椎堂密は死ぬことができない体になってしまったが、唯一相思相愛の相手には殺されることができ、オメガを殺すことで世界の滅亡を止められるという。そんな密の前に現れた対天使兵器(ルシフェリオン)の少女・サクヤと、世界を救うために恋をしようとする、そんな物語。
巻を追うにつれ、どんどん痛さが増してくるのでご注意ください。逆にそういうの好きな人はぜひ読みましょうそうしましょう。

それでは台詞解説。
心は通じ合っているのに、でも恋人になることはできないとしたら? そしてそれがもし両者ともに同じことを思っていたら?